評価基準・データ収集方針
プロテイン図鑑が掲載データをどのように収集し、診断・比較にどう使っているかをすべて公開します。
1. データの収集方法
- 栄養成分・原材料は必ずメーカー公式の表示(公式サイト・パッケージ)から転記し、各商品ページに出典URLと最終確認日を記載します。
- 推測でデータを埋めることはしません。不明な項目は「公表なし」「不明」と表示します。
- 検証が完了していない商品には「データ検証中」の表示を付けています。
2. 中立性(最重要方針)
- 日本で広く流通しているプロテインを、アフィリエイトプログラムの有無に関係なく収録します。収録するかどうかの判断に使うのは入手のしやすさと成分の特徴だけで、報酬の有無は使いません。
- アフィリエイト報酬の有無・金額は、診断結果・検索結果の並び順・スコアリングに一切使用しません。この制約はソフトウェアの自動テストで常時検証しています。
- 比較表はメーカー公式表示由来の客観的数値のみで構成し、主観評価を載せる場合は「編集部の見解」と明示します。
3. 乳糖レベルの判定基準
乳糖含有量は多くの商品で非公表のため、製法に基づく4段階の目安で分類しています。
- 多い(high): WPC(濃縮乳清たんぱく)主体の商品
- 少ない(low): WPI(分離乳清たんぱく)・WPH(加水分解乳清たんぱく)主体の商品
- ごく微量(trace): 乳糖分解酵素(ラクターゼ)処理済みの商品など
- ゼロ(zero): ソイ・ピー等の植物性、エッグなど乳原料を使わない商品
この4段階は製法から推定した目安です。 乳糖の含有量を実際に公表しているのは掲載商品のごく一部で、いずれも乳糖の少なさを 特長として掲げている商品に限られます。上の製法区分に当てはまらない商品は個別に判断し、その理由を各商品ページの 「原材料表示」欄の下に記載しています(コラーゲン主体の商品、たんぱく源は植物性でも乳原料を微量に使う商品、 卵と乳清を組み合わせた商品などが該当します)。
乳糖への耐性には個人差があります。症状が強い場合は牛乳アレルギーの可能性もあるため、医療機関での確認をおすすめします。
4. 「原料の産地」と「製品の製造国」の違い
パッケージには国名が何度も登場しますが、それぞれ指しているものが違います。当サイトが スペック欄に「◯◯製造」として表示しているのは、製品が完成した国(最終加工国)です。原料がどこで採れたか、原料がどこで加工されたかとは別の情報です。
- 原材料名の「(アメリカ製造)」「(外国製造)」— その原材料が加工された国。 複数の国にまたがる場合は「外国製造」とまとめて表示されます
- 原材料名の「(アメリカ産)」— 原料そのものの産地
- 「原産国名」— 製品自体が作られた国。輸入された加工食品に表示されます
そのため「原材料名に外国の名前があるのに、製造国は日本」という組み合わせは矛盾ではありません。 原材料の産地を示すこの表示(原料原産地表示)は国内で作られた加工食品にだけ義務づけられたもので、輸入された加工食品にはかわりに原産国名が表示されます。つまり原材料名に 「(◯◯製造)」がある時点で、その製品自体は国内で作られたと読み取れます。
出典: 消費者庁「新たな加工食品の原料原産地表示制度」 / 農林水産省「加工食品の原料原産地表示制度について」。公式表示から最終加工国を確定できない商品は、推測せずスペック欄に製造国を表示していません。
5. 「たんぱく質10gあたり単価」の算出方法
容量・価格・たんぱく質量が異なる商品を公平に比較するため、次の式でサイト共通の価格指標を自動計算しています。
製品全量のたんぱく質量(g) = 内容量(g) × (1食あたりたんぱく質(g) ÷ 1食量(g)) たんぱく質10gあたり単価(円) = 参考価格(円) ÷ (製品全量のたんぱく質量(g) ÷ 10)
参考価格はメーカー公式の通常価格(各商品ページに確認日を記載)。セール価格は反映していません。
なおたんぱく質含有率は、たんぱく質が粉末の重量に占める割合です。サイト内のすべての含有率は、公式の1食あたり表示から計算した同じ式(1食のたんぱく質量 ÷ 1食量)で統一しています。商品ページに表示する値も、一覧の絞り込み・並び替え、比べる表、診断の順位も同じ値です。表示している数値と、順位づけに使う数値を別にしないためです。
メーカーによっては、水分を除いた重量で計算した値(無水物換算値)を公表しています。この値は同じ中身でも高く出るため、そのまま並べると公表しているメーカーの商品だけが上位に来て比較になりません。当サイトはこれを順位づけには使わず、公式の値が上の式と1ポイント以上異なる商品では、商品ページに「メーカー公表値」として併記しています。単価の計算に1食あたりの表示を使っているのも同じ理由です。
価格はすべて税込に統一しています。商品間で税抜・税込が混在すると単価の比較が成り立たないためです。公式が税抜(希望小売価格等)で 表示している商品は、食品の軽減税率8%で税込に換算した値を記載し、その旨を各商品ページの 「編集部の見解」に明記しています。
6. 人工甘味料・無添加の判定基準
- 「人工甘味料不使用」= スクラロース・アスパルテーム・アセスルファムK・サッカリン・ネオテーム・アドバンテームのいずれも原材料表示に含まないこと。ステビア・ラカンカ等の天然系高甘味度甘味料は人工甘味料に含めません。
- 「完全無添加」= 原材料表示の「/」以降に食品添加物の記載がないこと。
7. 大豆イソフラボンの注記について
食品安全委員会は大豆イソフラボン(アグリコン換算)の摂取目安上限を70〜75mg/日としています。ソイプロテインの商品ページ・診断結果では、この事実に基づく注記を表示しています(医療上の助言ではありません)。
8. 診断ロジック
診断は、①回答で「絶対に避けたい」「ほぼ受けつけない」と選ばれた成分(アレルゲン・乳糖・人工甘味料・添加物)を含む商品と、種類の希望(ホエイ/ソイ・植物性)に合わない商品の除外を先に行い、②残った商品に目的・味・価格の適合度を加点する2段階で行います。「できれば避けたい」程度の回答は①の除外には使わず、②の加点で扱います(該当する商品が結果に出ることがあります)。すべての条件に一致する商品がない場合は、まず種類の希望をゆるめて近い商品を提案し、その旨を結果画面に明示します。体質・成分に関する条件を種類の希望より先にゆるめることはなく、アレルギーに関する条件は安全のため緩和しません。
価格の適合度は「たんぱく質10gあたり単価」の絶対額を主としつつ、同じ系統(ホエイ/ソイなど)の中での割安さも加味します。ホエイとソイでは価格水準がそもそも異なるため、絶対額だけで比べると「ソイの中では最安級」の商品が常に不利になるためです。系統内の順位は収録商品のうち販売中のものだけで算出し、収録数が少なく順位に意味を持たせられない系統では使いません。
結果として提示するのは、②の適合度が1位の88%以上に達した商品です(最少3本・最多12本。この比率は収録数の増加に合わせて見直しており、2026年8月に80%から引き上げました)。①の除外だけを通った商品は、こだわりの少ない回答では100本近く残ることがあり、そのまま並べても選ぶ助けになりません。閾値に届かなかった商品も掲載は続けており、プロテイン一覧(成分での絞り込み)から確認できます。診断結果に出ないことは、その商品への評価を意味しません。
結果画面の「◯本で迷ったら」は、提案した商品の中で軸ごとの数値(単価・含有率・1食のたんぱく質量など)がもっとも良い商品を示すものです。同じ値で並ぶ軸は表示せず、すべて公式表示由来の客観データのみを使います。
9. 成分バランス(レーダーチャート)の算出方法
商品ページの「成分バランス」は、公式表示由来の客観データを5つの軸で相対化した目安です。「あるか・ないか」では表せない度合い(乳糖レベルや添加物の多寡など)を可視化する目的で、味などの主観評価は一切含みません。各軸は「高いほどその性質が強い」向きに0〜100で正規化しています。
- たんぱく質含有率: 5 に記載した値をそのまま用います。
- コスパ: たんぱく質10gあたり単価が安いほど高く(¥30以下=満点/¥100以上=0)。
- 乳糖の少なさ: 製法ベースの4段階(ゼロ/ごく微量/少ない/多い)と乳糖分解酵素処理の有無を段階値に変換します。
- 無添加度: 人工甘味料・香料・着色料・乳化剤・要注意成分(マルトデキストリン等)の種類数に応じて満点から減算します(該当が多いほど低くなります)。
- 脂質の少なさ: 1食あたり脂質が少ないほど高く(0g=満点/5g以上=0)。
正規化のしきい値は比較のための便宜的な基準であり、栄養学上の推奨値ではありません。正確な数値は各商品ページの栄養成分表示・原材料表示(いずれも公式表示からの転記)をご確認ください。
10. 食べるプロテインの比較の軸
プロテインバー・焼き菓子などの食べるプロテインは、粉末とは別の一覧で扱っています。理由は、粉末と同じ表に並べても比較が成り立たないためです。 たんぱく質10gあたりの単価は固形のほうが数倍高くなるので、混ぜて並べると 「固形は割高」以上のことを何も示しません。
そこでこの区画では、次の値を主な軸にしています。
たんぱく質1gあたりのカロリー(kcal) = 1個あたりエネルギー(kcal) ÷ 1個あたりたんぱく質(g)
同じ「たんぱく質15g」でも、商品によって1個のエネルギーは大きく違います。この値が小さいほど、 たんぱく質以外の要素が少ない配合であることを表します。分母はたんぱく質だけなので、 脂質・糖質に加えて食物繊維由来のエネルギーもこの値を押し上げます。
たんぱく質含有率(1個の重量に占めるたんぱく質の割合)と1個あたりの単価も、公式表示の1個あたりの値と入数から自動計算しています (固形は「100gあたり」の表示を出さないメーカーがほとんどのため)。 たんぱく質10gあたりの単価も掲載していますが、この一覧の中だけで比較してください。
収録するかどうかは「メーカーがたんぱく質の補給を主な訴求として販売しているか」だけで判断し、 たんぱく質の量やカロリーでは除外していません。たんぱく質を名乗る商品の中身の幅そのものが、 読者の判断材料になると考えているためです。
「グルテンフリー」の判定
この一覧では、次の2つをどちらも満たす商品だけを「グルテンフリー」として絞り込みの対象にしています。
- ・原材料表示に小麦・大麦・ライ麦・オーツ麦・麦芽が無いこと
- ・小麦を含む製品と同じ工場や設備で製造していることを、メーカーが表示していないこと
アレルギー表示の「小麦」だけでは判定しません。表示が義務づけられているのは小麦だけで、大麦・ライ麦・オーツ麦は対象外のため、大麦粉や麦芽エキスを使った商品でもアレルギー表示には出てこないためです。 麦芽糖・還元麦芽糖・はと麦は名前に「麦」が入りますが、麦類ではない、あるいは 精製された糖なので麦類としては数えていません。
メーカー自身が「グルテンフリー」と表示していても、同じ工場で小麦を扱う旨の表示が あわせて出ている商品は絞り込みに含めず、商品ページにその表示をそのまま掲載しています。 判定はメーカー公式の表示に基づくもので、含有量の測定に基づくものではありません。
11. 味(フレーバー)の集計方法
粉末プロテインは、1つの商品ラインで複数の味から選べるのが普通です。収録している 販売中の382商品について、メーカーが公表している味の名前をすべて 転記したところ、異なる名前で560種類ありました。252商品は2種類以上から選べ、 最も多い商品では53種類あります。
味の名前はメーカーごとに書き方が違います。同じチョコレートでも「チョコ」「ショコラ」 「ココア」「カカオ」と分かれ、そのままでは絞り込みに使えません。そこで30個のまとまりに束ね、プロテイン一覧の「味」で選べるようにしています。束ね方は次のとおりです。
- まとまりの単位は「その味が飲みたい」と思う単位にしています。 「リッチチョコレート」「ミルクチョコ」「ダブルリッチチョコレート」は同じまとまりです。
- 1つの味が複数のまとまりに入ることがあります。「チョコミント」はチョコとミントの どちらで探しても出てきます。このため、それぞれの件数を足すと収録数を超えます。
- 並び順は収録件数の多い順ではありません。件数の多さは、その味が良いことを意味しないためです。
- どのまとまりにも入れられなかった味は、理由を記録したうえで残しています。新しい味が 入ったときに見落とさないよう、記録に無い味が出たらビルドが止まる仕組みにしています。
味を選ぶときの注意
一覧で扱う味は「そのラインで選べる味」です。一方、掲載している成分・栄養・価格は、各商品ページに書いてある代表の味のものです。 味によって原材料が変わる商品があるため、味と成分を同時に絞り込んでも、その味そのものが条件を満たすとは限りません。気になる味がある場合は、商品ページの出典から各味の表示をご確認ください。
食べるプロテインに味の絞り込みが無い理由
食べるプロテインには味の絞り込みを置いていません。バーや冷凍惣菜は1つの商品が1つの味で、味の名前が商品名そのものになることも多いためです。粉末のように 「同じ商品の中から味を選ぶ」という場面が無く、味で絞り込むことは商品を1つ選ぶことと 変わりません。こちらは形(バー・麺・ヨーグルトなど)やたんぱく質1gあたりのカロリーで 絞り込めるようにしています。
味の感想・おいしさは扱いません。当サイトが掲載するのは、メーカーが公表している 事実とその集計だけです。
これらの基準で集計したデータ
上記の判定基準は収録商品すべてに同じように当てはめています。個別の商品データと絞り込みはプロテイン一覧で確認できます。